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ニュージーランド観光情報局

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投稿「NZワインの秘密」

ニュージーランド・ワインの秘密


(その1) 東賢治

私はNZワインメーカーズ・センターで勤めている東(あづま)と申します。
このセンターは特選されたNZ産のみ800種以上扱うワイン専門店です。
店では毎日試飲を行い、皆さんの好みのワインを探す御手伝いをします。また日本への宅配や免税販売もしています。
そこへ3月末に日本で有名なソムリエの田崎真也さんが、テレビの取材で立ち寄られました。北島のワイララパ産(ウェリントンの北)ピノノワールやリーズリングのワインを試されましたが、気に入られたようです。今日はその品質が良いことで知名度が上がってきているニュージーランド・ワインについて書きます。
まずは今シーズンの状況から、収穫量が12万6千トンと昨年に比べて4万トンも伸びました。品質はどの地方も平年より良いとのコメントが多いです。特に北島東部のギズボーンではここ数年に無い良質の葡萄が出来た様で、美味しいシャルドネーが来年飲めることを今から楽しみにしています。
さて、1トンの葡萄から出来るワインはどれくらいかご存知ですか?約700リットルです。9リットルが1ケース(12本)ですから今年は980万ケース程出荷されます。と書くと物凄く沢山のように聞こえますが、これはオーストラリアが出荷する量の10分の1にも満たない数量です。
この毎年農家の人々が苦労して生産する葡萄の収量は1ヘクタール当り、6トン程度から高級な物だと僅かに3トン弱です。ちなみに間引きをせずに育てると25-30トンも獲れますが、最高の品質を作るためにかなりの量が途中で落とされます。この低い収量がNZ産ワインをチリ産やカリフォルニア産に比べて値段の高くする理由の一つです。
しかしフランス高級ワインと比べるとずっと安いのも事実です。
その収穫方法は最近機械が増えてきましたが、高級な特に赤ワインは人による手摘みがまだまだ多いです。これは大切な葡萄に傷を付けないようにするためです。
そして葡萄の値段ですが、品質特にその葡萄が持つ糖度(ジュース1リットルに入っ
ている糖分の量)に左右されます。これは出来あがるワインの品質を大きく左右します。基本的な1トンの価格が例えば1000ドル(糖度18-20度)とした時、もし20-21度なら1200ドル、21-22度なら1400ドルという風になっています。ちなみに白なら23-24度程度が最高です。つまり収穫する葡萄の熟度が高ければ高い(=糖度が高い)程高く売れるので生産農家も頑張って病気が発生して早く収穫することの無い様気をつけて栽培します。
今日はこの位で続きは次回です。
ということで美味しいニュージーランドのワインが飲みたくなったらどうぞご一報下さい。

連絡先:
ニュージーランドワインメーカーズセンター
http://www.nzwinemakerscentre.co.nz/
ダウンタウン、ビクトリア通りとエリオット通りの角
年末年始とクリスマス等一部の祝日を除く毎日営業
電話:09-379-5858
FAX:09-379-5859
メール:sales@nzwinemakerscentre.co.nz
日本からの注文も受け付けています。

******** 以上 *********

*******NZ Winemakers Centre **********
Kenji Azuma 東賢治
Add: Corner of Victoria & Elliot Streets
Ph: +64-9-379-5858
Fax:+64-9-379-5859
E-mail: kenji@nzwinemakerscentre.co.nz
Web: www.nzwinemakerscentre.co.nz
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